- 学校の先生は、いったいどれくらい休みが取れるの?
- 休日はいつも部活なの?
学校教員になる前は、この2つがずっと気になっていました
働いて実際に見えてきたことがたくさんあるので、
実体験をふまえ、高校教員が1カ月どのようなスケジュールで過ごしているのか?を紹介します
※時期によって多忙度は異なりますが、今回は1年の中で特に忙しい4月のスケジュールにします最大値(最も忙しい時期)としてみてください
中学・高校教員の1カ月のスケジュール
こちらが1カ月のスケジュールです
休日は3日 実際に休めたのは1日
4月は年度初めで特に忙しいです
他の先生達とは
- 1年間の方針を決める会議
- 学年として進めておく準備(役割分担の確認、年間スケジュールの調整など)
- 教務手帳の記入
- 名簿の作成
など、年度初めに向けて様々な準備を進めます
加えて個人的な業務の
- 担任を持つクラスの学級経営準備
- 授業プリントの準備
- 時間割表の作成
- 授業の予習
- 部活動の指導
- 教務手帳の準備
など、事務作業含め膨大な業務量があるのです
休みの日くらいはしっかり休みたいな、と思っても学校に行かなくて良い日が3日しかないので、ゆっくりすることはできませんでした
休みが少ない理由:研修日は労働時間扱い
研修日は、休日扱いではなく「勤務日」扱いです
「仕事の日だけど職場では勤務せず勉強・研究をしましょう」という名目の休日のようなもの(わかりにくいですね)なので、
職場で「全教職員出勤日」と定められているような場合には出勤しないといけません(例:保護者会)
4月はこうしたイベントがたくさん入っているため、結果的に出勤日が多くなります
週末の部活動
部活によっては、4月中から春季大会が始まります
とら蔵が指導している部も、毎年4月中から春季大会が始まります
大会に向けて最終調整をするため、週末は部活の練習試合が入ります
春の大会をなくすだけでも、先生たちの負担って減ると思うんです
この時期は新入部員が入ってくるので、
- 新入部員の道具注文
- 新入部員保護者へのお手紙(入部後の流れ、年間スケジュールなど)
を作成します
こうした作業は予想以上に時間がかかるため、毎年4月は本当に忙しいです
GWまでが1つの山
4月は生徒の健康診断や、オリエンテーションもあるため
毎日忙しいですが、5月のGWが終わる頃にはイベントの数が少し減ってきます
4月は
- 新年度準備を進める
- 保護者会
- 生徒の健康診断
- クラス開き
など、授業や部活指導以外にもイレギュラーな仕事がたくさんあります
その中で、授業の予習もする状況を乗り越えると、5月は少しだけ※余裕が生まれます
※少しだけ:5月下旬は中間テストがあるので、問題作成ですぐ忙しくなります
個人的に1年の中で4月を超える業務量がある月はないと思います
(もちろん、先生方によって繁忙期は様々です)
ここを乗り越えれば、少し余裕が出てくるので新卒教員や1年目の先生方にはなんとかふんばってもらいたいです
休みの日を増やしたい
これまで勤務した学校には4月の仕事量に耐えきれず休職をした先生がいました
先生1人1人、仕事以外のプライベートでも家族や親の介護など様々なものをかかえているはず
その中でこの膨大な業務量をこなすのは負担が大きすぎると思っています
部活動の春季大会を別の時期に移す もしくは 廃止する
保護者会の時期を2学期にする
など、業務量が集中しすぎないようにする工夫・努力が必要だと感じています
<合わせて読みたい記事>
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